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    観賞魚の白点病について

    2008年04月28日(月) | カテゴリー:ペット・いきものがかり

     金魚でも熱帯魚でもかかるのが、白点病です。もちろん、ひどくなれば絶命します。今回は「白点病」について書きたいと思います。
     イクチオフチリウスという繊毛虫が魚に寄生することにより引き起こります。この病原虫は水槽内にいろいろな理由から潜在しており、水温や水質の急変によって抵抗力の落ちた魚に取り付くことで発症します。
    魚に取り付き十分に成長したのち、魚体を離れ分裂して増殖、そして再び寄生を繰り返していきます。だいたい25℃以下の水温を好む為30℃の水槽には発生しにくくなっております。
     この病原虫は魚の上皮内に寄生し、細胞などを摂取しながら繊毛運動を行います。そのため、寄生された魚は痒がって体を石などに擦りつけますが、この時生じた傷などから更に体内に侵入し被害を拡大していきます。
    病原虫が鰓にまで達すると呼吸困難を起こし、次第に衰弱死してしまいます。怖いですねー、たいてい気づいた時には手遅れになっていることが多いです。飼っている魚は良く観察するようにしましょう!餌の食べ具合・泳ぐ仕草などなど。
     それで「白点病」の治し方なんですが、一般的な治療には水換え及び水温上昇と、メチレンブルーなどを用いた薬浴を施しますが、そもそもこの病原虫が水槽内に増えすぎたことが発病の原因の為、現存の水槽そのものも薬浴させる必要があります。ただし、薬剤が効きやすいのは体から離れた仔虫の状態の時です。水温が低い場合には、なかなか産卵し仔虫になりません。ヒーターなどを設置し水温を25〜30℃にあげてから薬浴させてあげるのがポイントです。
     うちでは予防策として水換えした際に塩を溶かしてあげたり、鷹のツメを少々ネットに入れて魚に触れさせないようにしておいたりしています。両方とも殺菌作用がありますから!お試し下さい[:楽しい:]。

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